2016年4月22日金曜日

妙覚寺

剛田博士を拉致した車は怪しげな古刹にたどり着く。
寂しげな道ではあるが京王相模原線よみうりランド駅脇を走る都道124号線で稲城市と川崎の生田をつなぐ道として比較的往来は多い。ショッカーの車の横には稲城名物の梨の看板が見えるが下の写真を撮った数年前までは同所に同じ畑が存在していたが、今現在はこの看板のあった辺りから先は畑も無くなってしまい再開発の真っ最中である。
実際に上の通りに面した場所にある妙覚寺の境内に入っていくエジプタス。
ショッカーのアジトとして使われる松荘堂。画像左の木が40数年分育っている。
 下の写真で戦闘員の後ろに見える階段は東日本大震災の際に崩れかかっていたがその後復旧された。
 エジプタスを倒し剛田博士親子を救出。
参道の階段の先に見えるのが冒頭の124号線。
この妙覚寺は生田スタジオから車で10分足らずの距離にあり、この回を皮切りにライダーシリーズをはじめとした東映生田作品はもちろん、70年代にはウルトラマンレオなど多くの特撮作品にも使用されていた。
妙覚寺:稲城市矢野口2454

2016年4月3日日曜日

皆瀬川橋

ショッカーの車を追う滝のバイクはやがて山に囲まれた大きな谷あいの陸橋の下へ…
ここは神奈川県足柄郡山北町を走る東名高速の酒匂川の支流に掛かる皆瀬川の橋脚。東名高速下りの左ルートにあたる。東名高速を走った事がある方なら判るかもしれないが下り線で大井町田ICの先で部分的に2路線に分離するあそこである。流石に日本の大動脈だけに45年の間の通行量増加に伴い、上り下り2路線だった橋は現在上り1路線下り2路線の計3本増え、基礎部分も補強工事がなされている。オマケに木々の成長で劇中の戦闘員の位置からは一文字の走ってくる道はほぼ見通せず。通りに出ての撮影がこちら。
 改めて冬場の落葉時に再訪。
 補強工事のせいなのか滝を見上げる同じカメラアングル位置へ行く事が出来なかった。カメラ位置だと思われる橋脚の基礎がかなりの傾斜の途中にある。
なぜこのシーンだけ生田から離れたここで撮影されたかは推測するに恐らく今後紹介する監督が同じ田口勝彦氏が手掛けた38話「稲妻怪人エイキングの世界暗黒作戦」のメインロケ地が同じく山北町で、製作順からしてそれらが2本撮りだった為ではないかと思われる。余談だが田口監督はライダーをはじめ他の生田作品でも度々この山北町界隈をロケに使う傾向があり機会があれば是非その所以をご本人に聞いてみたいものである。

この記事をアップした本日、2016年4月3日は1971年の仮面ライダー放送開始45周年記念の日。
ブログスタートした7年前は2年間で98話製作された当時の放送ペースに合わせてブログを書けば2年で終わると思っていたら未だに36話までしか書けていないのが現状。
すでに取材を終えている場所も多数あるが順番にアップする頃には建物などが取り壊されたりした場所もあるので再訪したりといった事もあって遅々として進まない…。
情報内容の正確さを求める為に記事の差し替え、追記等を行う場合があります。

自己紹介

自分の写真
仮面ライダーの全てのロケ地を自分の目で見る旅の途中です。 当ブログは元の作品の権利、肖像権を侵害する物では無く、作品を120%楽しむ為の一つの手引きとして筆者の研究調査成果を提示するために一部"引用"として元映像を使用させていただきました。作品の権利は東映株式会社様にあります。