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2012年7月29日日曜日

旧本多忠次邸

怪しい車を見つけた滝とルリ子は後を付ける。車はやがて怪しい洋館の中へ…
野本健の邸宅として撮影に使われた旧本多忠次邸は当時、世田谷区野沢(跡地はこちら)に存在したのだが当主の死後、その歴史的価値を鑑み解体、移築が検討され、忠次の先祖である徳川の武将本多忠勝ゆかりの地である愛知県岡崎市へ譲渡された。
今月6日、ついに完成し一般公開が始まったので早速訪れた。
建物は東名高速岡崎インターからほど近い、岡崎市東公園の一角、小高い丘の途中に建っていた。
劇中、滝が飛び越える背の高いフェンスは再現されていなかった。もっとも門自体はセットだったかもしれないし、撮影後、敷地の前を通る環状線の拡張で敷地の一部を売却、通りからのアプローチが反対の東側に移されたとあるのでその段階で解体されていた可能性もある。
劇中で再生怪人軍団が立っていた広間は事前に調べた図面で窓の形状から書斎だと考えて写真を撮ってみたが窓の高さ、形状が合わない。図面上かまきり男後ろにあるような斜めの壁はここ以外に存在しないが念のため公開されている部屋を全て見て廻ったがついぞ見つけることが出来なかった。
確かに再現された洋間の壁の隅には上の写真にあるように重厚なモールディングが施されている。映像で映る部屋は天井に配管がむき出しだったり実に質素な造りだ。
もしかしたらこの部屋のみセットだったかもしれない。もしくは戦後GHQに接収されている間に忠次が敷地内に住む為建てた離れだったのかも。
また部屋へ向かう途中降りる階段は大きさからすると恐らく3階(屋根裏?)へ登る小階段だと思われるが設備の不具合から公開されていないようだった。



2 件のコメント:

  1. おつかれさまです!
    印象深い回です。移築
    されているんですね。

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    1. 匿名様
      建物自体は確かに同じ物なんですが全く違う場所にあるとレプリカと言うかイマイチ感慨が湧くわけでも無く…笑
      行く前はもっとテンション上がるかと思いましたがマンションが建ってしまい何も残っていない世田谷の跡地に行くほうが面白かったですね。
      もちろん再建された建物も昭和初期のモダンな洋風建築物としての価値や所有者の出自などは歴史的意味があるので違う目的で見学すれば面白いでしょうね。

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