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2018年10月29日月曜日

京王高尾線片倉1号踏切 #2

本郷の乗り込んだ無人のバスが旋回を始める。
本郷が閉じ込められたバスの車窓から映る光景が踏切の前後だろうとは思っていたが特定しきれていなかったのであらためて検証してみた。

連続する送電鉄塔。
 国旗とトタンの小屋。
 折り重なった青い屋根に特徴のある民家。
 左端に赤い屋根の大きな建物。
列挙した目印を順に踏切近くで探したら青い屋根の民家が現存していた。(劇中とアングルが違います。)
背後には送電鉄塔も見える。
ただ70年代の航空写真ではこのお宅を劇中と同じ角度に見ながら曲がっていく道がない。
推測ではあるが踏切とこのお宅の間にあった空き地でバスを旋回させたのではないだろうか。現在住宅が立ち並んでしまったその空き地のあたりは周囲より少し高台になっていて、そこで旋回させれば劇中のように周囲をやや見下ろして見る事が出来たはずだ。
下の国土地理院の航空写真(該当地区を一部抜粋)は撮影後年の74年のものですでに空き地の周囲には家が立ち始めてしまっている。白丸が旋回させていたと思われる場所。赤丸が現存していた青い屋根の民家。その後ろにはサビが進行したのか劇中よりさらに赤くなったトタンの小屋、送電鉄塔も確認出来る。また、小屋の後方に見えていた国旗はその方向にある多摩少年院の物だと思われる(日本初に作られた少年院なので当時ももちろん存在する。)。
バスがいたであろう辺りの住宅の合間の細い路地で対比。かろうじて鉄塔が見えた。
 もう一つ目印とした赤い屋根は北側にある萬福寺という寺院の本堂(現在は赤くない)。対比の写真で木立の合間から似たような屋根が覗いているがこちらはさらにその先にある富士森体育館。
出典:第65話「怪人昆虫博士とショッカースクール」

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