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2020年4月11日土曜日

アラサキシップヤード

ビールスの入った箱が見つからず漁村の子供達を人質にするハリネズラス
子供達が縛られ村人が連れてこられた岩場は長井荒井漁港に隣接する造船所"アラサキシップヤード"の沖。当時、岸を整地してヨットや漁船が並べられていた場所には外周を防波堤が作られた。*以前の記事
 子供達が縛られた沖の岩場。杭が打たれているのは岩場を利用した生簀が作られていたのではないだろうか。手前側の岩の形状がわずかに一致しているのが分かるだろうか。
 映像では子供達の背後に柵に加えてコンクリートで作られた部分が確認出来るが、現在も残ってはいるものの崩れてしまっているように見える。
 後方の造船所の桟橋は一回り大きく作り直されているがよく見るとその下に当時のものが骨組みだけ残っている。
 子供達は滝によって救出される。
ビールスの入った箱が隠された廃漁船のシーンは勝浦市の本所漁港、ハリネズラス初戦の宮川港と3箇所の港を巧みに使っている。
 子供達の乗った船の先に見える岩礁には港の出入りに障害になるようで現在は目立つよう波消しブロックが積み上げられている。
この岩場はのちに造船所の護岸が整備された事で岩場伝いにここまでこれなくなってしまった。何度か干潮時に訪れては試みたがどうしても足場が途絶えてしまい、撮影のあった辺りまで行く事が出来なかった。たまたま別件で同漁港を訪れた日が大潮の干潮時で、岩場を見てみると今まで見た事無いほどに潮が引いている事に気づき急いで岩場に降りて撮影した。造船所側の岩場はコンクリートで固められ見通せなくなったが子供達が縛られていた岩場は想像していたより当時の地形を確認する事が出来る。

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