2016年3月20日日曜日

寺尾台

ショッカーの罠に誘い出された滝。
車を追う滝のバイクは前回紹介した岡本から生田スタジオ近くの寺尾台団地の坂道を通過する。
当時はガードレールの先は直ぐに土手だっただが今ではすっかり住宅が立ち並んでいる。
剛田博士の乗ったショッカーの車もまたここを逆方向に通過する。車の右側は6話で本郷が子犬を抱き上げる小さな墓地。


2016年3月17日木曜日

岡本3丁目

4000年の眠りから蘇ったエジプタスは次々に古代エジプト語の研究する歴史学者を襲う。

2人目の犠牲者大野博士が襲われたのは次に紹介する剛田博士邸の前、世田谷区岡本3丁目の路上。炎に焼かれる大野博士の後ろにわずかに映っている縁石が剛田博士邸。
同じ道の逆アングル。世田谷の高級住宅地ではあるが土手が擁壁が補強こそされたものの未だ畑の所も点在している長閑さ。
映りこむ物が少なく確認出来ないが大野博士が入った電話ボックスも恐らくここの路上に設置した撮影用のものではないかと思われる。

事件を知り駆けつける滝と一文字。先ほどの剛田博士邸の正面道路を南に下った辺り。
滝の後方は東名高速に掛かるグランド橋(後述)、世田谷大蔵運動公園。劇中映像も辛うじてグランドのネットの柱が視認出来る。
次のカットは先ほどとは異なる道。最初の大野博士が襲われる道と一緒。
 位置は異なるが同じ番地の標識。
 ショッカーの車を追う滝。
息子を助けるべく自らショッカーに拉致された剛田博士を乗せた車が走るのも先ほど滝と一文字がバイクで走った場所と同じ。

2016年3月14日月曜日

さそり男アジト

ショッカーに拉致されたルリ子を追って本郷と早瀬は連れ込まれたアジトへ潜入を試みる…
ロケのあった館山に何度か足を運ぶもこのアジトの場所だけが判らないままでした。昨年末、同人誌執筆の折に再度この場所を検証してみようと駄目元で70年代の館山のロケのあった周辺の航空写真でそれらしい建物をしらみつぶしに探すと…(といっても2階建てでエンジ色の屋根という事くらいしか情報がありませんが)
それらしい建物を発見。何度か訪れた別のロケ地”サンドスキー場”の直ぐ横で車で何度もその前を通過している場所に。早速Googleマップ、ストリートビューで確認すると建物は現存している事は確認できるものの、劇中に映るアングルで見る事が出来ず確証がもてなかったので時期を見て現地に行ってみました。
劇中アングルに合わせるとご覧のように見通せず…
 少し角度をずらしてみると塗り替えられているものの屋根の形状、窓が一致。
 バイクで追ってきた二人の奥に見える松林は当時とは生えてる植物が換わってしまったような印象。外来種?のような植物が自生してしまったんでしょうか。
 ちょっと写真の角度が一致していませんが本郷が登った屋根も健在。
現在は廃墟。放置されてしばらく経っているような印象でした。窓から見える扉には部屋番号が振ってあるので旅館か、もしくは場所からすると館山グランドホテル(現在廃館、併設していた館山カントリーコースのみで営業中)の社員寮ではないしょうか。5年ほど前にホテルが廃止になった事を考えればその時から利用していないと考えれば風化の具合が納得できそうです。

2016年3月1日火曜日

お見せしよう!

「ショッカーの本当の狙いは、仮面ライダーにあるのかもしれない…」
「お前、何故それを知ってる?」
「お前…いったい誰なんだ」
「ショッカーの敵、そして…人類の見方」
「仮面ライダー… お前まさか!」
「私は本郷猛に代わって日本を守る仮面ライダー」
「お見せしよう、仮面ライダー」

ショッカーを追って海外に行ってしまった無責任な本郷猛、に代わって日本を守る為に藤兵衛たちの前に現れた一文字隼人。その一文字が最初に(段取りを間違えながらも)変身ポーズを取った場所はどこか?
その一連のシークエンスはほぼ赤土の土手しか映らない寄りのカットだったのでその前後のカットが撮られた稲城市坂浜注1稲城市平尾の現日大グラウンドにあったモトクロス場タマサーキットの敷地内ではないかと推測していた。しかしモトクロス場は基本的に自然の地形を生かしバイクが走るように作られている為、この当該シーンのような重機で削り取ったような斜面が見当たらない。昨年末に同人誌で旧1号編をまとめる為にリリース間もないBlu-ray版で初期エピソードを見直していてふっと別のシーンとの共通事項に気づいた。
まずそのきっかけとなったのは第5話の冒頭、バイクのトレーニング中に地震に動揺する本郷と藤兵衛のシーン。
ここは先述のモトクロス場とは道を隔てた場所で、現在稲城第二中学校が建っている。ここで藤兵衛の後ろの赤土の斜面に白っぽく三角形に地層が変わっているのがわかるだろうか。
この地形を踏まえ14話の件のシーンを見直すと…
斜面に立つ3人。ここアングルだけだとモトクロス場内と見えなくも無い。
一文字が見得を切り変身ポーズを取る。
ここで一文字の左側が藤兵衛、滝らが立つ画面向かって右側の赤土よりうっすら白っぽく切り替わっている。
ショッカーの襲撃と共にカメラが左に振られる。すると重機で削ったような崖が現れるがこのような場所がモトクロス場内に無いのだ。
一文字の立っていた場所から左にかけて切り立ったような崖の断面が藤兵衛のいる辺りの赤土と比べると白っぽくなっているのが判った。
これらの条件が第5話で藤兵衛の後ろに映りこんでいた三角に白っぽく地質が変わっている場所と一致する。
下の対比写真は国土地理院1975年(左)とGoogle2015年(右)。75年なので小学校が建っているので現在の位置の確認がしやすい。
確認すべく現地に行ったわけだが現在ここは多摩都市計画道路3・4・36号小田良上平尾線設置に伴う小田良土地区画整理による造成工事の真っ最中。もしかしたらすっかり削り取られてしまったかも…と思いつつ。。

その日は日曜だったが中学校側から見通してみるとどうやら年度末が近いからか工事が遅れているのか絶賛工事中。現地には近寄れず。
角度は少し異なるが5話のシーンと合わせるとこんな感じ。件の白っぽい三角の地層は重機の通路用にスロープ状に整地されている。車両が通行した為に白っぽく乾燥しているのではなく元々の地質なんだろう。
角度を変えて14話の位置を確認してみるとこんな感じ。小型の赤いユンボがいる辺りが一文字が変身した場所と思われる。
とまれ、このまま工事が進めば今年中には舗装されるか、建物が建ってしまうのは必至。45年のアニバーサリーイヤー早々に寂しい情報となってしまったが一文字隼人ファンでこの赤土の斜面に興味がある方がいれば早めに見に行く事をお勧めする。


注1:日本大学稲城グラウンドについてEROOYAJI氏からご指摘を頂き修正させていただきました。日大グラウンドの登録された所在地、管理棟が建つ場所は稲城市坂浜なのですが敷地内の道に境界があり、当時撮影のあったモトクロス場部分は坂浜ではなく平尾でした。
情報内容の正確さを求める為に記事の差し替え、追記等を行う場合があります。

自己紹介

自分の写真
仮面ライダーの全てのロケ地を自分の目で見る旅の途中です。 当ブログは元の作品の権利、肖像権を侵害する物では無く、作品を120%楽しむ為の一つの手引きとして筆者の研究調査成果を提示するために一部"引用"として元映像を使用させていただきました。作品の権利は東映株式会社様にあります。