2019年8月28日水曜日

青岸渡寺


熊野古道


勝浦港

夏休みに那智勝浦に向かうライダー隊一行。
勝浦に向かうバスが走る海沿いの道は和歌山県東牟婁郡太地町の森浦湾に面した梶取崎線。中央線のない細い道だったが現在は二車線に拡張されている。
バスの進行方向の先はカーブをなだらかにするために山の斜面が一部削られた。
到着したのは勝浦港のホテル浦島行きの連絡船桟橋。現在は突堤の位置が変わっていて当時の場所は現存していない。
 ライダー隊一行の動向を伺う地獄大使
背後の建物はホテル中の島。

2019年8月20日火曜日

平尾中央通り

小川自然研究所へ向かう本郷と滝。(第69話)
通りの脇の空き地からススキ越しに撮られたこの道は稲城市の平尾住宅下を通る平尾中央通り、稲城市立第五保育園前の交差点辺り。この通りはバイク走行シーンで度々使用される道でこの69話と同時製作の68話ラストカットでも同じ場所が登場する。撮影当時から近年までこの道の先は曲がりくねった古い道に続いていたが若葉台方面へ真っ直ぐ抜ける新しい道が作られている事もありここ10年で大きく変貌してきている。
イカデビルを倒し去っていく本郷。(第68話)
雑木林に囲まれた道を走るシーンで映り込むものは電柱程度しかないがこのカット最後の方に先述のシーンで映り込む同じ看板があり、同一の道だという事が分かる。
本郷の後方は突き当たりのようにも見えるが右にカーブして坂浜方面へ抜けていた。対比の写真で分かるように雑木林が無くなり道が真っ直ぐ抜けている。この先は2019年8月の時点ではまだ工事が途中で完全には抜けていない。
 本郷の後方、上記のカットでも映っていた「(株)黒田土木」の看板。現在そこには信号が設置され、第五保育園が建っている。ロケ地とは直接関係無いが看板の黒田土木は平尾の旧家だった黒田家が営んでいた造園会社で当時は看板に矢印もあるように平尾外周通り沿いに在ったが現在は宅地になり存在しない。
 左に映りこんでくる現存する擁壁は平尾住宅1号棟の敷地。
 ギラーコオロギを倒し去っていく本郷。(第69話)
先と同じ平尾中央通りではあるが通りの始点である津久井道寄りで本郷後方の小高い丘は現在の新百合ケ丘駅近くで川崎市立麻生中学校が建つ辺り、エンジ色の屋根のアパートらしき建物2014年頃までは現存していた。その左の間地ブロック擁壁には現在マンション、シーズンアリーナ新百合ケ丘が建つ。
 ラスト近く、右側に映り込む民家が現存。

小川自然科学研究所

本郷の先輩でショッカーに操られる事となる小川の務める小川自然科学研究所は多摩市連光寺にあった旧林野庁鳥獣実験場の標本館が使われていた。この建物は大正8年頃に建てられた洋館で直近にある旧多摩聖蹟記念館と併せてライダー10話35話やバロム116話などの撮影に使われていた。当時の建物は1996年に解体されてしまったが管轄は当時と異なるもののほぼ同じ位置に当時の意匠を踏襲した建物が建っている。
 本郷の背後の木々の先には実験場の関連建物に加え、林野庁の多摩宿舎が数棟建っていたが2016年頃に解体され現在は更地になっている。
屋根に登るギラーコオロギ。改修された同じ建物じゃないかと錯覚するほどに旧館のイメージを残す。
変身後はおばけマンションへ場所を移す。
特筆すべきは研究所内のシーンでは実際にここの標本展示室が使用されているのが確認出来る事だろうか。
この部屋が実際の標本館内での撮影で展示されている標本は作り物ではなく「連光寺村御猟場」調査の為に集められたものだと思われる。
「聖蹟と鳥獣」(2001)発行:パルテノン多摩より。ほぼ上の劇中シーンと同じアングルで撮影された展示室の様子。手前の鹿の頭こそ写っていないが展示ケースの配置、壁の掲示物(2点の左右が変わっているが)も同じものだと思われる。

情報内容の正確さを求める為に記事の差し替え、追記等を行う場合があります。

自己紹介

自分の写真
仮面ライダーの全てのロケ地を自分の目で見る旅の途中です。 当ブログは元の作品の権利、肖像権を侵害する物では無く、作品を120%楽しむ為の一つの手引きとして筆者の研究調査成果を提示するために一部"引用"として元映像を使用させていただきました。作品の権利は東映株式会社様にあります。