カップルが戯れる川辺は多摩川の旧宿河原堰堤近くの右岸。この辺りは1974年9月の台風16号による多摩川水害により堤防の決壊(左岸)、それにより水流を阻害した宿河原堰堤を自衛隊が爆破。結果堰堤の建て替え、周囲の大掛かりな護岸工事により当時と今ではかなり様子が変わっている。
現在の川岸とは位置が異なるが川沿いで雰囲気を合わせるとこんな感じ。
実際の撮影位置の現在はこんな感じで20mほど陸に入ります。
カップルの後ろに見える当時のモルタルで固められた法面や階段は存在せず。階段のあった辺りにちょうど草むらの踏み分けられた抜け道があったのでアングルを合わせるとちょうど舟島神社までの距離感が同じように見えるのであながち外れてはいないのかも。
車を止めているのは舟島神社のすぐ脇。
車の右側の神社の石碑、ヤシの木、奥の木立ちこそ一致するが護岸工事に伴い当時の道は無くなっている。
「この怪人は人ごろしだ」の貼り紙が貼られていた電柱は多摩川につながる二ヶ領用水(宿河原用水)の取水口にあたる河口の北側、現在の多摩川サイクリングコース際。残念ながら電柱は現存しないがほぼ同じ位置に街灯が立つ。