2011年4月30日土曜日

吉岡助教授邸 

吉岡助教授に第2第3のドクガンダー繁殖の協力を強いる為、吉野の娘美樹を人質に捕ろうとする。しかし、その動きを察知したレーシングクラブのメンバーたちの活躍により阻止された。
大阪にあるという設定の吉岡助教授邸は東映生田スタジオのすぐ近く、お馴染みマンションニューランドのはす向かいにある一般の住宅での撮影。この住宅は場所柄、他の生田作品にも登場する。
後方に見えるはマンションニューランド
*このお宅は2022年に解体され現存しません。

2011年4月27日水曜日

霞丘陵ハイキングコース【立正佼成会青梅錬成道場】

一文字の前に現れた巨大な繭。
ここは青梅にある立正佼成会の敷地内を通るハイキングコースでの撮影。
この道では一般車両が入れないせいかバイクチェイスのシーンが多く撮られた。
映画「仮面ライダー対ショッカー」のバイク部隊との戦闘、「仮面ライダー対じごく大使」のレースシーンなどがここである。
40年の周囲の木々の育ち方が半端ない。
土手の上部は削られて若干低くなっている。
隼人の前にある白く見える側溝は写真では判りにくいが今も残っている。

明治大学生田校舎

失踪した小泉教授が所属していた”阪神理科大学”が撮影されたのは第7話で”阪神工業大学”としても登場した明治大学生田校舎。
生田にあるのに続けて関西地区にあるという設定での登場。
校舎は大きく建て替わったのに守衛室、校門は当時そのまま。
ライダーとは離れるが同じ時期に放映されていた実写「ワイルド7」第2話にも”城南大学付属病院”として使用されていて、学内でバイクが暴れまわるシーンが登場している。
実写「ワイルド7」にはライダーと共通のロケ地が多く登場し、ライダーのロケ地を考察する上でよいテキストとなる。

2011年4月14日木曜日

水無川⑤ 本谷F1

小泉教授が昆虫採集に出かけた沢とレーシングチームのマリ一行が迷い込んだ沢、ドクガンダー幼虫との決戦はすべて水無川本谷F1と呼ばれる滝である。
F1というのは沢の下流から順にF1、F2…と順に呼ばれる為、この沢で一番下流にある滝ということになる。
教授の落下するシーンは18話で登場した猿渡堰堤上部から。


滝つぼでこのような遊びをすると大変危険です。

この本谷という沢は水無川の上流部分にあたるため随分と遡行しなければいけなかった。普段撮影に行くとのと同じような装備で出かけたためかなり痛い目にあった。(笑)
沢に付く頃に力尽きてメインの滝以外の周囲の検証がやや不足しているのでもう一度訪れたい場所の一つである。

エンディングはまた戸沢林道を下る。周囲の杉の育ち具合が時の経過を物語る。
繭に隠れ逃れたドクガンダーのカットはこれも恐らく猿渡堰堤上部からの撮影と思われる。

水無川④

第20話は18話続いて全編が丹沢大山国定公園水無川での撮影。
立花レーシングクラブ一行がツーリングにやってきた場所は水無川沿い戸沢林道の最奥。

メンバーの後ろに見えるのは戸沢山荘。今も現役の山荘である。
本杉小学校東谷分校として登場するのは本谷山荘。すでに廃墟の様子。映像にも「○○山荘」という看板が見てとれるが撮影に行ったときは看板の存在に気づかなかった。
マリたちがドクガンダー人間体に誘い込まれた山小屋は残念ながら解体済み。石積みの土台だけが残っていた。場所的には今回紹介した中では一番下流側。戸沢山荘の裏手にあたる。今回紹介している画像には映っていないが別カットで見切れているのでその位置を確認できる。
これらの水無川の取材にあたり、特に重宝したのが下に紹介する山と渓谷社ヤマケイアルペンガイド5「丹沢」である。山ガールなどの言葉が流行るほどトレッキングや沢登りが流行って様々な書籍が刊行されてはいるが山荘や沢の情報がピンポイントで紹介されていて、山登りには素人の私に一番判りやすかった。このことを著者の三宅岳氏に伝えたところ、氏は自著の意外な活用法に驚かれていたがやはりライダー世代だそうで、氏の出身の相模湖近くの町に都市伝説のように伝わる公にされていないXかアマゾンの頃の撮影中のバイク事故云々というロケ地(?)情報を伺うことができた。

北海道③ 小樽港

小樽運河
札幌の気象台へ急ぐ隼人は小樽運河沿いを走る。石造りの倉庫群は今でこそライトアップされ観光地として有名だが当時はまだ現役倉庫として利用されているのが判る。
逃げるショッカーの車を変身して追跡する。小樽第3埠頭が見える。
左奥に見えるは北海製罐小樽工場第3倉庫。大正~昭和初期に建てられた歴史的建物として北海道に指定されている。よくSNSにこの北海製罐の工場を「ショッカーのアジト」として写真をアップされてるのを散見しますがあくまでも映り込んでいるだけです。
小樽港の倉庫街に追い詰める。場所は小樽第2号埠頭の先にあたる。
係留用のボラードは当時まま。
■捕捉
この19話では神田先輩のアジトとして使われるサイロのある牧場、カニバブラーの現れる牧場のロケ地が未だ不明です。北海道では使用されていないサイロも保存されている事が多いので恐らく現存しているのでは?と思っています。この回を担当した助監督の梅田味伸氏の台本には「羊ヶ丘」「自衛隊」との記述があったそうです。それがどのシーンのことを指すかは分かっていませんが少なくとも私の特定している範囲には該当するカットが無く、まだ特定出来ていないこのいずれかの牧場、もしくは23話の原野のシーンではないかと思われます。
北海道のサイロマニア、酪農マニアからの情報をお待ちしています。


2011年4月12日火曜日

41回忌

今月3日、仮面ライダーは放送開始から40年を迎えた。
本家東映は40周年企画として1号2号の登場する映画「レッツゴー仮面ライダー」を上映。
放送中の「仮面ライダーOOO」ではシリーズ通算1000本目ということも重なり「ショッカー」が登場するエピソードを放送。
私もさっそく劇場へ足を運んだがハチャメチャなストーリーはともかくオリジナルキャストである藤岡弘、佐々木剛両氏の声だけでも満足してしまった。

こうして40年も続くシリーズとなるにはある一人の男の功績が大きいことはあまり語られない。
この男が与えられた仕事を果たせなかったことがここまで続くきっかけを作ったのだ。

男は放送開始の昭和46年4月3日にブラウン管の中、使命を果たせぬままその命を終えた。
私はこの男の功績を称えると共に追悼の意を込めて命日の3日に男の亡くなった場所へ花を手向けるべく足を運んだ。

向かった先は多摩川のほとり、二ヶ領堰堤。
第1話プロローグを意識して黄色い水仙を探したが時期が遅いのか手に入らず路傍の花越しで。

 生憎補強工事でもしているのか実際に男が倒れた辺りは立ち入り禁止になっていた。

出演:メディコムトイRAH蜘蛛男

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情報内容の正確さを求める為に記事の差し替え、追記等を行う場合があります。

自己紹介

自分の写真
仮面ライダーの全てのロケ地を自分の目で見る旅の途中です。 当ブログは元の作品の権利、肖像権を侵害する物では無く、作品を120%楽しむ為の一つの手引きとして筆者の研究調査成果を提示するために一部"引用"として元映像を使用させていただきました。作品の権利は東映株式会社様にあります。