本郷の先輩でショッカーに操られる事となる小川の務める小川自然科学研究所は多摩市連光寺にあった旧林野庁鳥獣実験場の標本館が使われていた。この建物は大正8年頃に建てられた洋館で直近にある旧多摩聖蹟記念館と併せてライダー10話、35話やバロム116話などの撮影に使われていた。当時の建物は1996年に解体されてしまったが管轄は当時と異なるもののほぼ同じ位置に当時の意匠を踏襲した建物が建っている。
本郷の背後の木々の先には実験場の関連建物に加え、林野庁の多摩宿舎が数棟建っていたが2016年頃に解体され現在は更地になっている。
屋根に登るギラーコオロギ。改修された同じ建物じゃないかと錯覚するほどに旧館のイメージを残す。
変身後はおばけマンションへ場所を移す。
特筆すべきは研究所内のシーンでは実際にここの標本展示室が使用されているのが確認出来る事だろうか。
この部屋が実際の標本館内での撮影で展示されている標本は作り物ではなく「連光寺村御猟場」調査の為に集められたものだと思われる。
「聖蹟と鳥獣」(2001)発行:パルテノン多摩より。ほぼ上の劇中シーンと同じアングルで撮影された展示室の様子。手前の鹿の頭こそ写っていないが展示ケースの配置、壁の掲示物(2点の左右が変わっているが)も同じものだと思われる。
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