2014年8月28日木曜日

コニー山田 #1

コニー山田が登場するカットがどこも同じような造成地なのだがその都度撮影場所が異なるので順に追ってみた。

事件を追ってやってきた若駒山中で男の悲鳴を聞いた一文字。
一文字が走ってきたのは生田スタジオ裏の多摩美公園。春先に撮った写真なのだがこの頃からガス管埋設工事が始まっていてそれまでライダー撮影当時とあまり変わらなかった読売ランド前駅方向に抜ける道がかなり変わってしまうんだと思います。

村人を襲った怪しい黒装束の男を追う一文字とコニー。
コニー山田がバイクで追って行くカットは稲城市坂浜にあったタマサーキット(現日大稲城総合グラウンド)。

アルマジロングに追いつくも返り討ちに遭う一文字。
ここは残念ながら判断出来なかった。他のカットととは草の生え方が独特だが大丸の南多摩水再生センターの敷地だろうか。
王禅寺公園前でした。

2014年8月26日火曜日

京浜島

ザンブロンゾを追い詰めたライダーと滝
ザンブロンゾとの決戦は羽田空港の駐車場から一転しめ立て間もない京浜島に移る。
当時は何も無い状態だが現在は工場や倉庫などが立ち並び見通せることが出来ないので島の外周をアングルを合わせながら撮影。
滝の後方に見えるのは首都高羽田1号線と東京モノレール
薄っすら見える建物は森ヶ崎水再生センターの施設と思われる。
ザンブロンゾ後方は羽田空港整備場の建物。
ライダー後方に建設途中の城南大橋のたもとが見える。

田ノ入取水堰

捕らえられた立花レーシングクラブのメンバー達は北峯山の麓へ連行される…
この古く大きな堰堤は講談社オフィシャルファイルマガジンではロケ地不明とされていたが、ここは現在の丹沢湖の三保ダムにあたる場所にあった東京電力田ノ入取水堰。
三保ダムの竣工が1978年なのでこのエピソードやバロムワン16話などの撮影後数年のうちには姿を消したと思われる。
航空写真を遡って見て行くと完全に解体された後、現在の三保ダム本体のロックフィル(岩を積んでフィルター状になっている部分)が作られているのでロケ地が現存しないというより土中に埋まってしまった状態。


堰のあった辺りのロックフィル部分の頂上から同方向を撮影。劇中画像の右後ろに見える山が撮影画像の右下に湖面に頭を出している山の中腹と思われる。後方は権現山か。
 すっかり手摺にピントが合ってしまいボケているが下流側で当時のままの部分、左岸側の岩肌が辛うじて一致している。劇中に見えている右岸の山部分は全て掘削され無くなっている。
全くよく判らない対比だが現在のダム本体のロックフィル部分(要は現在は土中)に存在していた為に角度をあわせるとこのようになる。劇中で左後方に見える白い管はこちらもダムに沈んだ旧落合発電所の落水管。
重力式コンクリートダムではないのでこの放水路部分は以前は山だった部分。ダム本体はあくまでも右側に植樹もされている斜面の部分。
三保ダム脇にある現在の田ノ入発電所
 丹沢湖記念館に展示してあった往時の航空写真。落合発電所と田ノ入取水堰の位置関係がよく判る。
堰堤全景
この河内川や世附川の上流で何度かロケ(ライダー54話、58話、V3 31話等)が行なわれているが三保ダム建設によって水没し訪れる事が出来なくなってしまった。現地検証はいつか記録的な大干ばつでも起きる時を待ちたいと不謹慎ながら思っている。


なお、この堰堤に関する資料はネット上では極めて乏しく、また国会図書館などにもあまり参考になる物が無かった。まだ未見だが当時の神奈川新聞社編・発行『丹沢湖』(昭和53年)、神奈川県企業庁編・発行『三保ダム建設工事誌』(昭和56年)等が参考になると思われ神奈川県内の一部の図書館では取り扱いがあるようなので興味ある方は是非。
情報内容の正確さを求める為に記事の差し替え、追記等を行う場合があります。

自己紹介

自分の写真
仮面ライダーの全てのロケ地を自分の目で見る旅の途中です。 当ブログは元の作品の権利、肖像権を侵害する物では無く、作品を120%楽しむ為の一つの手引きとして筆者の研究調査成果を提示するために一部"引用"として元映像を使用させていただきました。作品の権利は東映株式会社様にあります。