2016年11月27日日曜日

山下埠頭

金保管所から運び出された金はプレジデント号へ積み込まれる…
プレジデント号が係留されていたのは横浜の山下埠頭1号岸壁。
警備に当たっていた古賀刑事が爆発に巻き込まれるのは同2号岸壁。この岸壁には海外からの船も着くからなのか現在はフェンスで立ち入れず(Google mapの画像にはまだフェンスが無いようにも見える)。止むを得ずその手前で撮影してみた。劇中後方に映る1号上屋がほぼ当時のままなことが確認出来る。(古賀刑事の左に映っているのが2号上屋)
 1号上屋前でそれっぽく写してみた。
下のマップ中央の赤丸が古賀刑事のいた場所

2016年11月26日土曜日

生田長者穴横穴墓郡

砂田の隠した地図をもとに多摩川の上流に向かう本郷、そこはちょうどダムの工事中だった。作業員が造成の発破を仕掛けるとそこに怪しげな洞窟が現れた…
この穴のシーンは生田緑地の北側、飯室山の北側斜面にある”生田長者穴横穴墓郡”という古墳を使用して撮影されたと思われる。現在は遊歩道が整備され近くで見学する事が出来る。ここを使用したのは恐らく砂田の娘が入院している設定の病院ロケ地である稲田登戸病院の直近で、撮影スケジュール的に同日に撮影されたのではないかと推測できる。
作業員が穴に近寄ってくるカット、後方は飯室山から生田緑地の中心である枡形山へと続く歩道が整備されている。
使用されたのは複数ある横穴の内、生田緑地北口から入って右側二つ目の穴。穴の入り口は下に堆積した土や落ち葉で少し埋まっている。夏場に来た時は草が生い茂り確認が難しかった。
少し引いて撮影するとこの通り草に覆われている。当時の撮影時期と同じ冬の終わりがけに来たらもう少し見やすいのかも。
 箱を見つけた本郷を監視する死神カメレオンのカット、一応映像の流れから穴の対面の土手の上を撮影してみたが映像で足元の土の感じからこの前後のカットが取られた稲城の三栄土木での撮影かと思われる。

2016年11月20日日曜日

浮島

ショッカーは日本経済を混乱に陥れるために東京湾で火災を起こそうとコンビナートを襲う計画を立てる。
首領が計画を語る間に映るのは川崎の浮島にある工場群。だが、この一連の映像には役者が映りこまずジャイアントロボか何かの流用映像なのかもしれない。(もしご存知の方がいらっしゃればお知らせください。)
最初に映るのは東燃ゼネラル石油の敷地にあるLPガスのガスホルダー。ほぼ当時のまま残っている。
 火を吹く煙突の先端が映るがこれは幾つか撮影してみたが特定には至らず。
ちょっと形状が違うような?
こちらも似てる気もするが…やっぱり違う。
 こちらは現JX日鉱日石エネルギー(当時は新日石か)の施設。似たような配置ではあるが大幅に設備が変わっている。
 こちらも同じくJX。鉄骨フレームは当時と変わらないが上に伸びた煙突がない。
 こちらも同JX。当時はここより南側はまだ埋め立てが始まっておらず直ぐ海に面している。
現在、道を挟ん環境局浮島処理センターの敷地。
 100mほど東に移動すると当時と同じように東京湾が望める。
ここを調べていると本編に無いモグラ人間と2号の特写があったことを思い出した。フェンスの向こうに貨物列車とガスホルダーが見える。
浮島内で該当する場所を探すと上記の工場群とはまた別の場所での撮影だった。ここは東芝の川崎浜工場浮島分工場の敷地だった。果たしてこの一連は28話撮影の際に撮られたものか。または別の機会に?
モグラ人間が上半身を出していた物と思われるピット。現在はコンクリートで塞がれていた。

2016年11月16日水曜日

琵琶湖大橋

救出した砂田を東京に送り再び大阪を目指す本郷
本郷が走っているのは琵琶湖大橋。カメラの位置は橋の中ほどにある駐車展望スペースは1980年に歩道が設置され無くなっている。手すりや欄干、照明など同じような意匠だがかなり改修されているようだ。当時は片側1車線づつの橋だったが94年には北側に新橋が完成、それぞれを上り下りに分けられた。もちろん撮影に使われたのは南側の旧橋の方で現在は下り方向にあたる。
前回2008年に琵琶湖取材した際にうっかり撮り洩らしていたので再訪してみたのだが途中の駐車スペースが無いので橋の袂から歩くことになるわけで、この写真を撮るためには守山市側から700m、往復1.4km歩く事を強いられる。。

2016年11月13日日曜日

滋賀県運転免許センター

拙ブログで手をつけようと思いつつ後回しにしていたオープニングとエンディング。
本編流用部分もあるがそこにしか使われていないカットも少なくない。
その中で以前から気になっていたカットがこの5話から登場するここ。工場のような建物に屋上ペントハウス上には格子状の構造物、大きな煙突があり屋根には日の丸国旗が掲げられ、後方にはポツンとお椀型の山が見える。
5話から使用される事から1話の撮影開始以降、しばらく経ってから撮影されたと思われ、旗が立っている事から旗日では?と推測。クランクイン以降で言うと2月11日建国記念の日はまだ第1話を撮影中、次の旗日は春分の日となるが1971年の春分の日は3月21日で「仮面ライダー1971-1984」掲載の当時の撮影予定表では該当日は第7話の大阪ロケ移動日で撮影は入っていなかった。かといって生田周辺だとすると背後に映り込むようなお椀型の山に心当たりがないないのでどこかと行き詰まり、春頃、ダメ元でツイッターにこの画像を上げたところ滋賀県の方から「滋賀県野洲市にある近江富士(三上山)では?」という助言をいただいた。確かに形状は似ているが6、7話のロケが行われた大津市、守山市からでは少し距離があり映像のような大きさには見えなそう。では近江富士だとしたら今まで知られていないロケ場所があったのかもと、今度は近江富士から順に煙突のありそうな建物を探し始めた。工場、ゴミ処理場etc大きそうな建物に煙突を探すが見つからない…
順に範囲を広げていき結局ロケのあった守山市木浜町あたりまで来た時にふと気になった建物が滋賀県運転免許センター。建物の用途にしては不釣合いな大きな煙突があるではないか。警察の管理する免許センターなら旗日でなくとも日の丸が上がっていても不思議はない。近江富士までの距離感は望遠レンズ撮影による圧縮効果で近く見えているようだ。
サイクロンの走行しているあたりは今ではゴルフ場のコース内で、映像のようなアングルで見るのは無理だとしても是非現地で確認してみたいと情報集し始めるとなんと来年度には建て替えの計画があるというではないか!しかし、遠征の目処が立たないまま夏を迎えてしまった。夏場では草が生い茂り見通せるものも困難になっていそうなので秋にになり草枯れするのを待ってやっと現地に行ってきました。
案の定というかやはりゴルフ場反対側からはグリーンの起伏でまるで見通せないので周囲の道路から泣く泣く撮影。建物と近江富士を同フレーム内に収めることは無理でした。
アングルは近いものの近すぎてパースがついてしまう上に山が見通せない…泣
諦めてセンター裏手から近江富士のみを撮影。無理矢理サイズを合わせてトリミングしてますが肉眼はもちろん普通のレンズではかなり距離感を感じます。
オープニングのわずか数秒のカットですがずっと気なっていたライダー越しの日の丸が無事解明。今後もオープニング、エンディングロケ地も取り上げていきます。


喜津根橋

ショッカー戦闘員に紛れ込んだ本郷を乗せたトラックは西に向かって走っていく。
ここは東名高速5kmポスト付近にある喜津根橋の東側の袂からの撮影。(神奈川県川崎市多摩区長尾7丁目7付近)
当時は多摩川付近まで見通せていましたが現在は手前にマンションが建ちご覧の通り。右手側の特徴的な斜面側に飛び出しているコンクリートの基礎は防音壁で覆われてはいるが当時の形状を偲ばせる。
最近では車の光跡を撮影する夜景撮影スポットとして有名な場所なんだそうです。
生憎訪問時は橋の欄干の補修工事で仮設で覆われてましたが行政側の配慮か作業上の必要性なのか1マス分、ちょうど6話のカメラ位置が開けてありなんとか撮影出来ました。

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自己紹介

自分の写真
仮面ライダーの全てのロケ地を自分の目で見る旅の途中です。 当ブログは元の作品の権利、肖像権を侵害する物では無く、作品を120%楽しむ為の一つの手引きとして筆者の研究調査成果を提示するために一部"引用"として元映像を使用させていただきました。作品の権利は東映株式会社様にあります。