2017年12月10日日曜日

川崎国際生田緑地ゴルフ場入口

43話で一文字が並川博士襲撃の現場に急ぐシーンで1カット不明な場所があった。時計の映像がオーバーラップして見にくいが両側に鬱蒼と草が茂り、後ろには看板か案内板のようなものが見える。
これの前のシーンはエミが入院していた病院に見立てられた長沢浄水場に隣接した松下電器産業東京社員研修所前、そのあとが八王子の中央大学敷地。そのいずれかの周辺で条件の合いそうな場所を探して見つけたのがこちら。71年の航空写真で赤丸が松下電器の敷地、その右下の矢印が一文字の軌跡と仮定した場所。カーブの具合、周囲の木の雰囲気は近いように思えた。スリートビューで現在の雰囲気を見ても申し分ない。ここは専修大学(地図右上)と川崎国際ゴルフ場(地図右下)、生田緑地(地図外右)へ続く道で劇中に映る看板のようなものが立っていても不思議はない。
44話ではオーバーラップする画像がないので若干鮮明に見える。蔦が絡まったフェンスがあるように見える。
カラーの航空写真でもっとも古いであろう75年の物だと劇中と一致する位置(白い矢印)に白い看板のような物も確認出来た。
実際に現地で撮影してみると看板こそ無いがあながち間違いではなさそうな…
対比の画像には映り込まないがこの道の入口にはこのような看板が出ている。

警視庁

浪川博士の殺人未遂の現行犯として一文字が連行されたのは警視庁の旧庁舎。
おそらく別作品の流用映像だと思うが刑事ドラマかヤクザ映画か初出の作品を特定するのは至難の技だろう。


新宿中央公園

矢島博士の娘ユカと五朗がローラースケートをしていたのは新宿中央公園の「区民の森」。今も同じ場所に映像に映る当時のようなパーゴラがある。当時は園内の樹木も植えられたばかりでどれも細かったが、現在では木の本数も増え、間に都庁も建ってしまったので映像のように京王プラザを見通す事は出来ない。




三田の路上

怪しげなオーロラの光りで目を負傷する市民。
緊急車両が走るのは川崎市多摩区三田の路上。
救急車後方の建物は現存する専修大学生田第一体育寮。劇中映像は望遠の圧縮効果でかなり近く感じる。
後方の民家の塀が一致している。
 負傷者を担架に乗せるここは川崎市水道局の第三配水工事事務所前のスロープ。現在事務所は移転、跡地には長沢浄水場(頻出の東京都のではなく川崎市水道局の施設)の配水池が出来、写真撮影時(2010年)には門とスロープはかろうじて残っていたが現在は消失している。
資料用に2009年撮影していた写真には建物がまだ残っていた。

2017年12月9日土曜日

向ケ丘遊園

タイトルバックに映るのは向ケ丘遊園の観覧車付近から東側を見た映像。
2002年の閉園後は一部ばら苑以外は乗り物などの施設は撤去されているもののコンクリート製の基礎部分は未だに当時のまま残る。
五朗たちが訪れていたのは第4、32話で登場した温室花のオランジェリー前。

江ノ島 釜ノ口

 アジトからトドギラーを追うライダー。
ここは先述の江ノ島の水道口から湘南港駐車場堤防の間の磯「釜ノ口」。

2017年12月8日金曜日

長峰 トミナガオートランド周辺

逃げるトドギラーを追うサイクロン。
ここは恐らく第28話でも登場したモトクロスコース「トミナガオートランドスズキオートランド東京」周辺の道だと思われる。あくまでも75年撮影の航空写真のみを手がかりにしているゆえそれ以上の検証が難しいが以下順を追って考察。
⑴.車一台分の道幅でライダーのいる場所からやや緩やかな下り、左にトイレの看板(矢印はライダーの進行方向と逆に向いている。この看板の存在が普通の単なる公道でないという根拠の一つ)、右側にすれ違うための避難用なのか駐車出来そうなスペースが確認出来る。轍の雰囲気からするとそれなりに車が往来する道なのだろうか。
ここは同じようなアングル(下の画像)が28話に登場するのでそれをもって場所特定の根拠とするがそちらもあくまでも劇中の前後の流れ、75年の航空写真からの推測ではある。
道の傾斜、左側の看板が一致する。
 ⑵. 道は⑴と同様緩やかなカーブ、左に草の生えた土手、それに沿ってワイヤーの貼られた電柱。一瞬、建物の軒先のようなものが映り込む。道はライダーの左にカーブしているが曲がらずそのまま画面下手に直進する。
 ⑶. ⑴、⑵同様に緩やかな下り坂、カメラ前を通るがカーブしているようにも見える。先と違うのは片側が切り立った土手になっている。その土手の上にはトドギラーが立つ。不鮮明だが土手の際に水道の蛇口のような物(中央辺りの白丸)も確認出来る。
⑷. トドギラーの冷凍シュートを受けるシーンは恐らく映像の流れのまま⑶と同一と思われるがライダーの後方には電柱(?)を支える筋交い、U字側溝が確認出来る。
あとを追って滝がトドギラーのいた土手の上からやってくるがここでも水道のような下から立ち上がったパイプが確認出来る。
バイクの脇には先ほどのトイレを示していた物と同じくらいの大きさの看板が。後方には低い位置を複数の送電線が確認出来るがピッチからすると単なる電柱のそれではなく鉄塔と思われ、これはタマサーキットのコース際にあったものに高さがよく似ているように見える。*検証の結果、この送電線は第28話でもたびたび映り込んだ桜ヶ丘線N0.63(東京電力の送電系統とその鉄塔No.)からNo.64の間の丘の傾斜に沿って張られたものでした。現在は宅地の造成の際に鉄塔の位置自体が若干移動している模様。
 土手から飛び降りた瞬間土手の先に塀か小屋のようなものがある。
以上の条件を28話の際に特定した場所に当てはめると以下のように一致する場所が判明してきた。
少し判りにくいが現在の航空写真に当てはめるとこんな感じ。⑴、⑵、⑶ともカメラ位置は3箇所の矢印の集まった三角の空き地で対して動いていないようだ。ここは宅地開発で周辺が激変しており現在は長峰小学校の敷地の中で当時と一致するものも皆無だろう。
追記:タイトルに「トミナガオートランド東京」と書きましたが恐らくここは「スズキオートランド東京」だと思われます。2020.1.11

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