博士の研究所として使われたレンガ積みの古い建物は国の重要文化財にも指定されている小樽市総合博物館内に現存する明治18年竣工の機関車庫3号。当時は北海道鉄道記念館という施設で北海道の鉄道発祥の地である旧手宮線・手宮駅を利用した施設だった。
6年前の訪問時は肝心の機関車庫3号が改修中で囲いが建てられていて囲い越しに拝むことこそ出来たものの撮影はほとんど出来ていなかったので再編集してみた。
ムササビール後方の車庫は大隈研究所の3号棟とは別の機関車庫1号。なぜか同じ意匠のまま拡張がなされていて1番右の扉と左2つの扉周辺のレンガの色が違うことが判る。
扉だけ別の物になっていた。窓の意匠に合わせたんだろうか。
機関車庫1号の増築された部分がよくわかる。
北海道鉄道敷設に尽力したアメリカ人鉄道技師ジョセフクロフォード像の前のマリたち。
恐らく銅像自体は同一の物なのだが現在の博物館正面は当時現役の線路が走っていたので恐らく別所にあったのだと思われる。後ろのリブ上の壁はワム70000系の貨車の側面なのだが現在の博物館収蔵車両の中に存在せず直近の線路にたまたま停車していた車両なのかもしれない。
クロフォード像の後ろにあった車庫について帰りの車中から見えた景色(下のストリートビュー画像)で気になったことがあり帰宅してから調べてみた。それは博物館前の工場敷地に置かれたコンテナである。どうも鉄道の貨車のコンテナ部分を改造してつなぎ合わせた物かと推測できる。リブの形状からクロフォード像後ろにあったワム70000系の物に近いような気がするがどうだろうか。もちろん別段珍しくない車両を、しかもそれを複数つなぎ合わせているので映像に写った物と同一ではないかもしれないが博物館敷地で展示、もしくは倉庫代わりになっていたそれを処分する際に払い下げて…なんて想像してみたが確認できないでしょうね。
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