本郷の友人、都市公害研究所の岡崎がゲルショッカーに追われているという電話を掛けてきた。
岡崎の言う「多摩丘陵の無線塔」とは八王子の現在の長池公園にあった通信塔「由木通信所」。1954年に日本から米空軍に提供された通信中継施設で、1970年から78年の間、何らかの事情で米軍が使用していなかった時期があったそうで、映像を見ると鉄塔周辺には廃墟然とした小屋がある以外、周囲に民家なども無い丘の上にある為に恐らくその使用されていなかった時期に撮影に使ったと推察される。この第85話を最初に何度か生田作品には登場する定番ロケ地と言える。2016年に日本に返還されしばらくそのままだったが2022年の春ごろに解体され存在しない。鉄塔周囲にはフェンスがあるものの近くまで行けたので解体前に何度か撮影に赴いたが、撮影にも使われた前を通る道も鉄塔の為に通されたものと思われ、車両も通る事が出来ないような道なので跡地を含め今後がどうなるか注目している。
武器で脅されながらライダー隊本部に電話をかける岡崎
鉄塔の脇のスレート造の建物は同じ場所に建て替わっていたが周囲のフェンスに阻まれ劇中のアングルでは拝めず…
鉄塔の為に通されたと思われる道で現在は車両は通れない。
物音がして最初に覗き込む木造の小屋は基礎に敷かれていたと思しきコンクリートが僅かに残るだけだった。
2021年撮影、返還されてしばらく経った頃。そのまま放置され管理されている様子は無かった。
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