2022年11月27日日曜日

シーサイドホテル ニュー城ヶ崎

伊豆海洋公園にあったシーサイドホテル ニュー城ヶ崎のリーフレット。写っている車の車種からすると昭和40年代前半の印刷だろうか。建物は現存しているがホテルとしては既に営業を終えている。
このリーフレットを見ると伊豆シャボテン公園の系列だったようで仮面ライダーではホテルの建物自体が撮影に使われる事は無かったが第22話を皮切りに伊豆海洋公園の敷地が使われるたびに映り込む事があった。リーフレットには第22話で使われたプールの写真なども掲載されている。


ロケ地を調べる資料としてタイアップなどで使われた施設のリーフレットや絵葉書などの紙物資料を収集しているのでブログにて順に紹介していこうと思う。

2022年11月22日火曜日

都営諏訪団地〜永山団地

殺人スモッグの実験を実行するウツボガメス
最初に映し出されるのは都営諏訪団地4-1-1、手前の棟は4-1-2。2020年、残念ながら築50年を迎える前に既に解体されてしまった。対比の画像は解体直前の2020年3月の撮影。小田急多摩線に並走する形で走る京王相模原線も開通、さらにマンションが建ってしまい劇中アングルと同じカメラ位置とはいかなかったが今では見られなくなってしまった貴重な姿だろう。
戦闘員が潜んでいるのは現在は小田急多摩線の軌道上となっている辺りだろう。
都市ガスの配管から送り込まれたスモッグで次々に苦しむ人たち
目まぐるしくインサートされる団地は先の諏訪団地の隣の永山団地。棟番号が確認出来る4−2−25棟、その奥は4−2−5号棟。
次に映るのは4-2-23号棟。先のカットと同じカメラ位置から別の方向を向いて撮っている。
出典:仮面ライダー 第85話「ヘドロ怪人 恐怖の殺人スモッグ」毎日放送/東映 1972年11月11日放送

2022年11月16日水曜日

伊豆レクセンター 天城ハウス

警察に追われ仲間の車まで来たギャングだったが…
ギャングの車が停められていた場所は都市郊外研究所の外観として使われた伊豆レクセンター天城ハウスへのアプローチ。建物は現存しないがかろうじて当時の街灯の支柱が傾いた状態で残っていた。
岡崎を訪ねて都市郊外研究所にやって来た本郷
建物は解体され更地に。写真を撮っていると時折鹿が優雅に横切っていく。
この建物は熱川で今も営業している熱川ハイツの系列の宿泊施設で80年代には既に建物は解体されている。怪奇大作戦第18話にも使用されているが、そちらは昼間の映像なので周辺がもう少し確認する事が出来る。怪奇〜では熱川ハイツも登場する。
第86話でタイアップで登場する天城東急ホテル(現:東急ハーヴェストクラブ天城高原)に近い事から選ばれたのではないだろうか。
出典:仮面ライダー 第85話「ヘドロ怪人 恐怖の殺人スモッグ」毎日放送/東映 1972年11月11日放送

2022年10月16日日曜日

川苔林道

「娘さんよく聞けよ 山男にゃ惚れるなよ」
林道で山頂を目指す田所兄弟

二人が歩いていたのは奥多摩の氷川にある川苔林道。本来は林業用の細い林道だが、途中に落差40mの名瀑"百尋ノ滝"を見る事が出来る人気のトレッキングコースがある。

林道に沿って流れる川に掛かる”竜王橋"を渡る。
弟のまさるを励ます兄の大助
背後の岩の模様を見つけ一致させているが草に覆われてよく分かりませんね...
林道を外れ沢を渡る兄弟
背後に確認出来る橋は先に渡っていた竜王橋ではなく更に上流の細倉橋。ここから滝に向かう登山道へ分岐する。二人が登っていた巨石は変わらずそこにあるが掛けられた小さな橋は現在は無くなっていた。ヒトデ型の足跡を見つける沢にかかった木の橋も恐らくこの辺りにあったのではないかと推察される。
第18話は今まで全編丹沢の水無川で撮影されたと思い込んでいたが、冒頭の林道のシーンは全く別のこの川苔林道で撮られていた事を新たに発見した。
思えば10年以上前にこの冒頭の橋を探して水無川沿いの林道や支流を調べていたものの具体的な場所を見つけられず曖昧にしたままだったが、先日別のロケ地を探して氷川周辺を検索していて偶然この橋にたどり着いた。が、関東へ甚大な被害をもたらした2019年の台風19号で林道の一部が崩落、修復のため通行止めになったままだったのが今年の7月にやっと通行再開になったと知り現地に検証に行ってきた次第である。一応、車両の通行は出来るものの極めて道が細く、加えて傾斜のキツい林道を1、2kmほど登る必要があるので小さめの車を借りて橋に到達。当日の天気は曇りの予報だったが現地に近づくにつれ小雨が降り始めどんよりした空になってしまったが当時の梅雨時(制作No.からすると71年6月頃)に撮影された映像に似た雰囲気の写真が撮れたのではないかと自他ともに認める雨男の自分を慰めている。

林道へは奥多摩駅から日原方面へ向かう日原街道の川乗橋バス停脇にあるこのゲートから入る。チェーンが掛かっているが鍵は無いのでゲートを開けて林道へ。
竜王橋の銘板。橋は当時のままと思われるが擬木の手摺が設けられていた。
こちらもコンクリート擬木の手摺が追加されていた細倉橋の左岸側の銘板。橋を割った先の右岸側から登山道へ入る事が出来る。
川苔山周辺の案内図。この中にはまだ見つけられていないライダーロケ地が埋もれている可能性も…
登山道に幾つかある木の橋。ヒトデ型の足跡をスプレーしたくなる衝動に駆られる。
林道側から見たゲート。登山者は脇から通行する事が出来るが車やバイク、自転車で通る場合はここを開閉する。もちろん開けたら閉めて再度チェーンを掛ける事を忘れずに。
この林道は6、70年代には他作品にも使われていた可能性がある。それらの具体的検証に期待をしている。
出典:仮面ライダー 第18話「化石怪人ヒトデンジャー」毎日放送/東映 1971年7月31日放送

2022年10月13日木曜日

伊豆コスモランド

60年代の絵葉書より仮面ライダー第15話に映り込む伊豆コスモランド(現:伊豆ぐらんぱる公園)の地球儀第温室(現存せず)。
出典:仮面ライダー 第15話「逆襲 サボテグロン」1971年7月10日放送 第22話「怪魚人アマゾニア」8月28日放送 第63話「怪人サイギャング 死のオートレース」1972年6月10日放送

2022年9月27日火曜日

山縣牧場

滝の同僚で北海道で活動するFBIの神田のアジトの牧場
劇中、牛舎が3度ほど外観が映るが周囲には他には何もなく、当時の北海道ではこのようなサイロの付いた牛舎は現在に比べると無数にあり、70年代の航空写真やサイロの画像を集めたサイトなどを探していたがどこで撮影されたか手がかりが無かった。先日の投稿で書いたように恵庭で別シーンの撮影があったという推察からこの牛舎も同じく恵庭だったのでは?と、自衛隊の演習場付近で順に探して行ったらそれらしき牛舎を発見。しかし、現在のストリートビューでは牧場はあるものの当該の牛舎は既に解体されてしまったようで更地になっていた。75年の航空写真を見ると牛舎西側に更にもう一基サイロが増えているのが分かる。
北海道を訪れたマリたちはFBIの神田がアジトとする牧場にいた。
グリーンの屋根、2基のサイロが並ぶ牛舎だったが現在は解体されて更地に。左側に映り込む木は当時とは別物。
海岸でショッカーの無線機を拾った神田を狙うカニバブラー
放牧された牛の間をカニバブラーが忍び歩くシーンも同じ牧場内。劇中、右側に映る牛舎は先に映った牛舎を反対側から撮影している。
神田の連絡を受けて北海道に駆けつけた滝
再び牛舎の正面が映る。対比写真に映る建物は先に挙げた1975年の航空写真に写っているので71年のライダー撮影後に建てられた物だろう。牧場の敷地、その後方に映る森は自衛隊の演習場の敷地だ。
看板から牧場の名称が判ったので連絡してみようと思ったがHPなどが無く連絡先が分からず、恵庭市役所に尋ねてみたが分からないとの事だったのでコロナも落ち着いてきた先日、直接現地を訪ねてみた。通りから覗いてみると中で作業されていた方がいらっしゃったのでロケについて訊いてみると「ああ、カニバブラーでしょ?」とライダーの撮影についてはご存じの様子で、流石に半世紀前の話で撮影に至った経緯などは分からなかったが当時の6連カードにもなった印象的な牧場地を歩くカニバブラーのシーンも認識されていて場所などもご教示いただいた。肝心の牛舎自体は10年ほど前までは残っていたようで、私がロケ地を探して初めて北海道を訪れた13年前はもしかしたら残っていたのではないかと思うと若干心残りではあるが場所を特定し訪れる事が出来たのは幸いである。
突然の来訪者に快く対応していただいた山縣牧場の皆様、問い合わせにお答え頂いた恵庭市広報課のY様、ご協力いただきありがとうございました。これまで語られる事がありませんでしたが恵庭市も仮面ライダーの聖地の一つだと確認出来ました。

山縣牧場 北海道恵庭市牧場230
出典:仮面ライダー 第19話「怪人カニバブラー北海道に現る」毎日放送 / 東映 1971年8月7日放送

2022年9月26日月曜日

陸上自衛隊北海道大演習場島松地区

仮面ライダー第19、23話のロケ地北海道へ検証に赴いた初回が2009年だった。その時点では特定に至っていない場所も複数あったが、その後に解析が進み再訪したのが6年後の2015年。それから6年たった去年、やっと未特定だった場所を見つけるも折しものコロナ禍で再訪が叶わずやっと今回現地に行く事が叶ったのでその報告を。

2011年に開催された仮面ライダー40周年イベントに登壇された助監督梅田味伸氏の所有していたご自身の使用台本に書き込まれたメモが当時の撮影状況を知る上で多くの情報をもたらした事は拙ブログでも何度か書いてきた。公式でも講談社「仮面ライダー1971~1984」にて検証が試みられており、2Pに渡り北海道ロケ編の記載もあった。そこには掲載されていなかったがこの道内のロケ地について「自衛隊」「羊ヶ丘」という地名が書かれていたのだ。私はこのうちの「羊ヶ丘」というのを23話における大隈博士の液体燃料実験シーン、バイク戦の原野と考えていた(結果的にはそこから誤読だったが)。羊ヶ丘は羊ヶ丘展望園としてその眺望から当時も北海道の観光名所の一つだったが(クラーク博士像の設置は1976年)、敷地は元々農林省北海道農業試験場の一部を観光用に解放した場所だった為、23話のあのような場所が存在するのではないかと考えたからだ。19話に登場するFBIの神田がアジトとして使っていた牧場の牛舎もその周囲にあったのではないかとも考えた。「自衛隊」の記述も羊ヶ丘の最寄りに陸上自衛隊真駒内駐屯地がある事から羊ヶ丘周辺で自衛隊の管理地だった場所を使用した可能性を考え、国土地理院のサイトで該当箇所周辺の70年代の航空写真から一致する場所を探し続けていた。
それが一転したのが昨年の秋だった。ネットニュースを見ている時にふと目に止まった陸上自衛隊の戦車射撃競技会の記事。演習の為に恵庭の原野に切り開かれた広大な荒地に砲撃の火を吹く迷彩色に塗られた戦車群。目に止まったのはそれら迫力ある戦車ではなくその周辺の様子と遠方に連なる稜線。「自衛隊」の敷地にこの稜線はもしかして…早速23話の該当シーンのそれと比べると見事に一致するではないか!
とはいえ、東富士演習場の検証でも泣かされたが当時はともかく現在では自衛隊の演習場ともなると立ち入れる機会はほぼ無い。周囲からなんとか現地を臨める場所が無いかストリートビューなどで確認するも敷地内どころかその先の稜線を拝む場所すら見つからない。順に捜索範囲を広げてやっと2km(!)ほど南側の少し丘になった辺りで見通せる場所にアタリをつけて本日やっと現地行く事が出来た。
ストリートビューで見た時のイメージとは季節の違いもあって周囲の森の状況で見通しが十分でないのと、前日までの台風の影響による低い雲に覆われ稜線も一部隠れてしまったが劇中画像と合わせてみた。台本書き込みの「自衛隊」の文字と映像とほぼ一致する稜線だけが傍証ではあるが恐らくこの演習場で間違いないと思われるが如何だろうか。また、次の記事で補足するがこの見通せる場所を探している時にこの演習場直近で先述の神田のアジトロケ地の牧場も発見した事もこの推察の補強となり得るのではないかと考える。

火星ロケットに使用するために大隈研究所が開発した新型燃料の実験を北海道の原野で行う大隈博士とその助手
このシーンでは起伏の少ない低山の稜線しか映らない為、恐らく演習場から北西側にある北広山が映っていると考えられる。
液体燃料を巡ってショッカーバイク部隊との攻防戦が広げられる北海道の原野
この一連のシーンでは地形に起伏があるせいか地平線しか見えない方向(大半が南側方向)といくつかの山並みが確認出来る方向が確認出来る。
今回訪れた見通しが効く場所も演習場敷地内と大差が無い原野と牧場用に開墾された平坦な場所なので劇中シーンと大差無い筈だが一部育った森と低い雲に隠されてしまっているが一番高くなっている辺り(下の対比カットでライダーの右側)が支笏湖の西側にある紋別岳だろう。
ライダーの機転でサイクロン号の旋回に吹き飛ばされるムササビードル
この辺りの雲が厚く、ムササビードル右側の三角の山は少し遠方のせいか生憎対比写真ではほぼ見えなかった。
すんでのところでライダーに翻弄され臍を噬むムササビードル
最後のカットは稜線が映る一連のカットでも一番南側の山を捉えている。ムササビードルの左側に薄ら見えているのが樽前山だと思われる。
記事中で触れたが第19話FBIの神田のアジトロケ地牧場にも取材したので次回記事で紹介したいと思う。また、演習場での様子は検索すると色々画像も見られるが以下のニュース映像では上記で解説した稜線がはっきり確認出来るとともにどのような場所で撮影されたかがよくわかるのではないだろうか。
  
出典:仮面ライダー 第23話「空飛ぶ怪人ムササビードル」毎日放送/東映 1971年9月4日放送
情報内容の正確さを求める為に記事の差し替え、追記等を行う場合があります。

自己紹介

自分の写真
仮面ライダーの全てのロケ地を自分の目で見る旅の途中です。 当ブログは元の作品の権利、肖像権を侵害する物では無く、作品を120%楽しむ為の一つの手引きとして筆者の研究調査成果を提示するために一部"引用"として元映像を使用させていただきました。作品の権利は東映株式会社様にあります。