2023年1月17日火曜日

由木通信所

本郷の友人、都市公害研究所の岡崎がゲルショッカーに追われているという電話を掛けてきた。
岡崎の言う「多摩丘陵の無線塔」とは八王子の現在の長池公園にあった通信塔「由木通信所」。1954年に日本から米空軍に提供された通信中継施設で、1970年から78年の間、何らかの事情で米軍が使用していなかった時期があったそうで、映像を見ると鉄塔周辺には廃墟然とした小屋がある以外、周囲に民家なども無い丘の上にある為に恐らくその使用されていなかった時期に撮影に使ったと推察される。この第85話を最初に何度か生田作品には登場する定番ロケ地と言える。2016年に日本に返還されしばらくそのままだったが2022年の春ごろに解体され存在しない。鉄塔周囲にはフェンスがあるものの近くまで行けたので解体前に何度か撮影に赴いたが、撮影にも使われた前を通る道も鉄塔の為に通されたものと思われ、車両も通る事が出来ないような道なので跡地を含め今後がどうなるか注目している。
武器で脅されながらライダー隊本部に電話をかける岡崎
鉄塔の脇のスレート造の建物は同じ場所に建て替わっていたが周囲のフェンスに阻まれ劇中のアングルでは拝めず…
鉄塔に駆けつけた本郷と滝
鉄塔の為に通されたと思われる道で現在は車両は通れない。
物音がして最初に覗き込む木造の小屋は基礎に敷かれていたと思しきコンクリートが僅かに残るだけだった。
2021年撮影、返還されてしばらく経った頃。そのまま放置され管理されている様子は無かった。
まだ米軍が使用中だった2012年。太平洋空軍と横田基地が所属する第374空輸航空団のエンブレムが掲げられている。
ライダーが上に立った給水タンクは現存していた。
出典:仮面ライダー 第85話「ヘドロ怪人 恐怖の殺人スモッグ」毎日放送/東映/石森プロ 1972年11月11日放送


2023年1月16日月曜日

映画仮面ライダーロケ地大画報

昨年末のコミケにて頒布した拙著新刊「映画仮面ライダーロケ地大画報」の通販を行っています。リンク先のBOOTHにてお求めください。既刊在庫もございます。

「ゴーゴー仮面ライダー」「仮面ライダー対ショッカー」「仮面ライダー対じごく大使」劇場用作品3作のロケ地を解説しています。特に「〜じごく大使」に使われた富士の五合目のリサーチは数年に渡って現地を当時の撮影時期に合わせ訪問、映像に映る山頂の雪解け具合も極力当時に近い状況で撮影するよう拘りました。

2022年12月7日水曜日

井の頭恩賜公園 #2

バラランガ戦の弁天橋でのシーン以降は吉祥寺通りからの入り口旅荘和歌水の前辺りから始まる。後方に見える階段は2011年撮影のストリートビューではまだ当時のままだったが現在は新しい物に作り変わっている。和歌水が2022年10月に廃業したという情報を知り以前に撮っていながらブログにこの一連を掲載していなかったのを思い出した。
近年、枯れてしまったと思われる木も多いようで切り株だけ残っていたり倒木で根から撤去されてしまったりしている。


滝と戦闘員のシーンは野外ステージの西側、3号トイレの前辺りだと思われる。当時のトイレの意匠を確認したかったが今に至るに写真等が見つかっていない。何かご存知の方がいればご教示ください。

出典:仮面ライダー 第75話「毒花怪人バラランガ 恐怖の家の秘密」毎日放送/東映 1972年9月2日放送

2022年12月4日日曜日

天城東急ホテル(現:ホテルハーヴェスト天城高原)

少年ライダー隊一行が向かった先は天城東急ホテル
天城東急ホテルは伊豆観光開発が一帯の別荘分譲を主体としたリゾート地開発により1962年に開業したホテルで69年に東急の参加となり、天城高原ファミリーパークというレジャー施設の一角にあった。隣接する温室「ベゴニアガーデン」を売りにしておりそちらも劇中に登場する。
現在もリニューアルされてホテルハーヴェスト天城高原として存在するも当時の建物やベゴニアガーデンは残っておらず、駐車場の配置などにだけ往時のイメージが残る。

遠笠山から見下ろすホテル全景。なんとか木々の隙間から同じアングルを狙ってみたが成長した木により遮られてしまう結果に。
ホテルに到着する本郷たち
バイクの左側に見える植え込みの石垣は撤去され全面駐車場になっていた。
現在とはホテルの建つ位置が異なり、当時の場所は芝生の庭になっている。
遠笠山を望む少年ライダー隊
出典:仮面ライダー 第86話「怪人ワシガマキリの人間狩り」毎日放送/東映 1972年11月18日放送

45周年の際に講談社より刊行された「本郷猛/仮面ライダー1号」の表4に使用された藤岡氏のスチールは衣装からこのホテルの前で撮ったものだろう。足元左側の縁石は当時と同じものと思われる。現在は成長した木で遮られるが後方に遠笠山の稜線も確認出来る。
スチール:「本郷猛/仮面ライダー1号」講談社Mook 2016年刊行 表4より

天城高原の廃道 #2

桜井親子の乗ったバスは東急ホテルへ向かう
タイアップのホテルの名称が入ったバスが走ってたのは冒頭のと同じ別荘分譲地跡の道。坂を50mほど降った先が冒頭のロケ地。バスの後方に見えるお椀型の山はこのロケ地特定のヒントとなった矢筈山(別名ゲンコツ山)。
不審な煙に包まれてしまうバス
煙はワシガマキリによる人間狩りだった
出典:仮面ライダー 第86話「怪人ワシガマキリの人間狩り」毎日放送/東映 1972年11月18日放送

大室山山頂

少年ライダー隊一行は伊豆の大室山山頂に訪れる。
一行が乗っていた大室山山頂へ登るリフト。劇中では山の斜面でカメラを構えているようだが流石にそれは叶わず下りの座席から撮影。眼下に見えているのはゴールド川奈カントリークラブ。右端に僅かに伊豆シャボテン公園へのアプローチの道が確認出来る。
山頂で弁当を広げる一行
このアングルには映っていないがコイン投入式の望遠鏡は位置が異なるが現在も設置されている。


大室山山頂で望遠鏡を覗く桜井親子
息子の圭太が山の名前を尋ねると父の大作は「遠笠山(天城山)だ」と応えるが実際は覗いている方向とは反対方向に存在する。
圭太が見ていたのは光景は伊豆シャボテン公園だった。上から見て対比すると50年の変化がよく分かる。当時からそのまま残っている施設も少なくない。
怪しい影を見たと訴える圭太

圭太の言葉が気になっている本郷
出典:仮面ライダー 第86話「怪人ワシカマギリの人間狩り」毎日放送/東映 1972年11月18日


2022年12月3日土曜日

天城高原の廃道

伊豆へドライブにやってきた少年ライダー隊の一行。大室山に向けて高原を走り抜ける。
一行が走っていたのは本エピソードのタイアップとなる天城東急ホテル(現:天城東急リゾート)近くの別荘地。昭和36年から始まった別荘開発の一角だったが撮影に使われたこの道付近は道が整備されたまま分譲されずに放棄されている。冒頭の道の先は数十m行くと道が途切れたままになっている為、ほぼ廃道のような状態。数年前に区画整理されていた一部を近年のキャンプブームに乗ってキャンプサイトに利用したようだが台風被害に逢い取材時は閉鎖していた。
出典:仮面ライダー第86話「怪人ワシガマキリの人間狩り」毎日放送/東映 1972年11月18日放送


情報内容の正確さを求める為に記事の差し替え、追記等を行う場合があります。

自己紹介

自分の写真
仮面ライダーの全てのロケ地を自分の目で見る旅の途中です。 当ブログは元の作品の権利、肖像権を侵害する物では無く、作品を120%楽しむ為の一つの手引きとして筆者の研究調査成果を提示するために一部"引用"として元映像を使用させていただきました。作品の権利は東映株式会社様にあります。