本郷猛が主役として復帰した最初のロケ地はよみうりランド近く、稲城市矢野口の里山の中にあった(新)多摩サーキット。
ここは第13話以降度々使われていたダートコースで同市平尾にあった多摩サーキットが移転した施設。その経緯は紹介が前後してしまったが55話の記事で筆者の私見を書いているが旧コースが閉鎖以降何度かここが使われる事になる。(初出は映画「仮面ライダー対ショッカー」)
2000年代初頭からコース内にあった遺跡の発掘調査が開始、続いて再開発が始まり伸び放題になっていた雑木林が一気に伐採され、劇中のような土むき出しの状態になり1972年当時さながらの雰囲気になったと喜んだのもつかの間、大掛かりな造成が始まり、2015年にはダートコースだった場所に稲城市立南山小学校と公営稲城府中メモリアルパーク(墓地)が完成した。
53話ではコースの南側、現在墓地になっているあたりを中心に撮影されているのだが、平坦に整地されていて当時と今の航空写真を比べても土地の起伏がイメージしづらく現地で検証、映像と確認という作業を重ねた。
2010年頃。それまではほとんどが藪に囲まれていておよそ検証が出来なかったが一転、このような当時さがらな様相となった。が、それも1年ほどで、一気に掘削が進み状況が変わってしまった。この時期にもう少し写真を撮っておくべきだったと後悔している。
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