死体から検出された放射能。その反応を手がかりに追う本郷と滝。
この道は生田緑地の枡形山山頂、枡形山広場北側の道。カメラを構えたであろう土手は薮が深く、同じ位置で見下ろしても見通せなかったので道沿いから撮影。おそらく本郷の右側に生えている木が対比写真右端に写っている桑の木と同一。
戦闘員が襲ってくるのは道からそのまま見上げた広場側。このように現在は冬場の落葉時期でも立ち入れないほど。劇中写っている水色の柵は当時山頂広場にぐるりと配されていたもので、現在は一部を除き木製の物に変えられている。
これは広場の別の場所に残る当時の柵。
フクロウ男が戦闘に加わるあたりから場所を先ほどの道を降ったところにある空き地に場所を移す。現在もフェンスこそ加えられているが空き地のままである。
注目したいのがこの変身したライダーが乗ったトタン屋根の回廊。と言ってもほぼ朽ち果てている。
昭和47年の時点でこの朽ち具合なのでおよそ戦前の建物か。戦時中、この周辺には有名な陸軍の登戸研究所を始め軍の研究機関が多く置かれ、枡形山山頂に至っては高射砲陣地が組まれていたという。この場所は山頂からすぐの場所になるのでその関連建物だったのではないだろうか。
左の戦闘員の木立の先に見える建物は明治大学生田校舎。
この回廊は階段によって斜面に階段上に整地された2区画ほどを繋いでいた。ここは先ほどの場所から1段目と2段目をつなぐ階段。もちろん回廊は撤去されているが階段部分はそのまま埋められていそうなほどに土が盛られていた。階段の手すり壁の外に見えるブロック擁壁が残る。
2段目の区画は現在駐車場として使用されている。
擁壁の上の木の成長度合いが逞しい。
この画像には映っていないがこのシーンで茂みの右奥に映る建物はかつて枡形山の一角にあった稲田登戸病院。
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